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家族葬で親戚に知らせなかったこと|知らせる範囲と、あとから伝えるとき

文:大阪の長男 事実の確認:親のこと帳編集部公開日:お葬式とお墓

家族葬でどこまで知らせるかに決まりはなく、家族で決めてかまいません。わが家は父のお葬式を親戚に前もって知らせず、先方から連絡があったときに伝えました。親戚も年配の方が多く、相手の負担にならずに済んでよかったと感じています。

この記事の要点

  • 家族葬で知らせる範囲と時期は、家族で決めてよい
  • わが家は親戚に前もって知らせず、連絡が来たときに伝えた
  • あとから伝えるなら、香典・供花・弔問を受けるかどうかを先に決めておく

親戚には、いつ知らせる?

年賀状を整理する母と次女が、父のお葬式で親戚に知らせなかったときのことを話します。

家族葬で親戚に知らせなかったことを振り返る場面。秋の茶の間でハナが座卓に年賀状の束を広げ、となりのエリがのぞきこんでいる
わが家は父のお葬式を親戚に前もって知らせず、先方から連絡があったときに伝えました。年賀状を整理しながら、母がそのときのことを話します。家族だけで見送ったお葬式
親戚にあとから伝えたことを話す場面。ハナが年賀状を1枚手に取って穏やかな顔で話し、エリがうなずいてあいづちを打っている
親戚も年配の方が多く、相手の負担にならずに済んでよかったと感じています。知らせる範囲と時期は、家族の事情に合わせて決めてかまいません。菩提寺があっても宗教者を呼ばなかった
家族葬で知らせる範囲を説明する場面。エリがメモ帳にペンで書きながら話し、となりのハナが身を乗り出して聞いている
家族葬でどこまで知らせるかに決まりはなく、家族で決めてかまいません。あとから伝えるなら、香典・供花・弔問を受けるかどうかを先に決めておきます。葬儀社の選び方
知らせる人のリストを作る場面。ハナが年賀状を2つの山に分けて得意げで、スマートフォンの画面の中のケンが不安そうに汗をかいている
母のハナは、自分のときに知らせる人のリストを作り始めました。長男のケンは自分がどちらの山に入るのか心配ですが、もちろん家族です。お葬式とお墓の記事をまとめて読む
セリフを文字で読む
  1. 1コマ目
    • ハナ:お父さんのとき、親戚には前もって知らせなかったのよね
  2. 2コマ目
    • ハナ:年配の人が多いから、負担にならずに済んだわ
    • エリ:うん、よかったよね
  3. 3コマ目
    • エリ:どこまで知らせるかに決まりはないよ
    • エリ:あとから伝えるなら、香典やお花を受けるか先に決めておこう
  4. 4コマ目
    • ハナ:知らせる人のリスト、作っておくわ!
    • ケン:母さん、ぼくはどっちの山?

漫画:親のこと帳編集部。登場する人物・団体はフィクションです。漫画の画像はCC BY 4.0で提供しています。

父のお葬式は、母と僕たちきょうだい、孫たちだけで行いました。親戚には、前もって知らせていません。僕は大阪に住む長男です。

家族だけで見送ると決めたとき、迷いやすいのが「親戚にどこまで、いつ知らせるか」です。この記事では、わが家がどうしたかと、知らせる範囲と時期を決めるときに考えておきたいことをまとめます。お葬式そのものの体験は、家族だけで見送ったお葬式の記事に書いています。

家族葬で「だれに知らせるか」に決まりはない

家族葬は、家族やごく近しい人だけで見送るお葬式です。だれまで呼ぶか、だれに知らせるかに、法律や公的な決まりはありません。亡くなったことを役所に届けるのは死亡届で、親戚や知人に知らせる義務とは別のものです。

決まりがないぶん、家族で決める必要があります。決めるときは、次の二つを分けて考えると整理しやすくなります。

  • お葬式に来てもらうかどうか
  • 亡くなったことを、いつ、どう伝えるか

お葬式に呼ばないことと、亡くなったことを伝えないことは同じではありません。呼ばずに、終わってから伝えるという形もあります。

わが家の場合:親戚には、連絡が来たときに伝えた

前もって知らせず、家族だけで見送った

父のお葬式は、家族だけで見送ると最初から決めていました。親戚にお葬式の前に知らせることはしませんでした。

先方から連絡が来たときに、伝えた

親戚には、こちらから一斉に知らせることもしていません。先方から連絡が来たときに、父が亡くなったこと、お葬式は家族だけで済ませたことを伝えました。

年配の親戚の負担にならずに済んだ

親戚も年配の方が多かったので、前もって知らせなかったことで、相手の負担にならずに済んでよかったと思っています。

知らせる時期は、大きく三つ

知らせる時期は、大きく分けて次の三つがあります。どれが正しいということはなく、親戚との付き合い方や、故人の希望で選びます。

知らせる時期

良い点

気をつけること

お葬式の前に知らせる(参列は遠慮してもらう)

あとから「知らなかった」と言われにくい

参列を遠慮してもらうことを、はっきり伝える必要がある

お葬式が終わってから知らせる

家族だけで落ち着いて見送れる

知らせたあとに、香典や弔問の申し出が続くことがある

先方から連絡が来たときに伝える(わが家の形)

相手に、駆けつけたり香典を用意したりする負担をかけずに済む

長く付き合いのある親戚には、気持ちの整理のために早めに伝えたほうがよいこともある

あとから伝えるときに、決めておきたいこと

香典・供花・弔問を受けるか

お葬式のあとに亡くなったことを知った親戚や知人から、香典やお花、自宅への弔問の申し出があることがあります。受けるか、遠慮するかを家族で決めておくと、伝えるときに慌てずに済みます。遠慮する場合は、「故人の希望で、家族だけで見送りました。お気持ちだけありがたく頂戴します」のように、理由とお礼をあわせて伝えます。

だれが伝えるか

伝える役をだれが受け持つかも決めておきます。親戚とのやり取りに慣れた家族が受け持つと話が早く進みますが、親を亡くした母や父が一人で抱え込まないように、きょうだいで分けるのも一つの方法です。

菩提寺には、別に考える

菩提寺(先祖代々のお墓があるお寺)がある場合は、親戚とは別に、お寺にいつ伝えるかを考えておきます。わが家は、法要の連絡をいただいたときにお伝えしました。そのときのことは、菩提寺があっても宗教者を呼ばなかったの記事に書いています。

決めるときに、考えておきたいこと

  • 故人が、だれに来てほしかったか、だれに知らせてほしかったか
  • 親戚の年齢や住んでいる場所。駆けつけてもらうことが負担にならないか
  • 付き合いの深さ。あとから知ってさびしく思う人がいないか
  • 家族のだれが、親戚とのやり取りを受け持つか

親が元気なうちに、「もしものときは、だれに知らせてほしい?」と聞いておくと、いざというときに迷わずに済みます。

よくある質問

家族葬で、親戚に知らせなくても問題ありませんか?

親戚に知らせる法律上の義務はありません。だれに、いつ知らせるかは家族で決められます。わが家は前もって知らせず、先方から連絡が来たときに伝えました。

家族葬のあとに親戚から香典を渡されたら、どうすればいいですか?

受け取るか、遠慮するかを家族で決めておきます。遠慮する場合は、家族だけで見送ったことと、お気持ちへのお礼をあわせて伝えます。

親戚にあとから伝えるのは、失礼になりませんか?

付き合い方や地域によって受け止め方は違います。わが家の親戚は年配の方が多く、前もって知らせなかったことで、相手の負担にならずに済みました。故人との付き合いが深い人には、早めに伝えることも考えます。

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出典